関連書籍:村上春樹|安西水丸「日出る国の工場」

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村上春樹|安西水丸「日出る国の工場」

好奇心で選んだ7つの〈工場〉を、自称ノン・フィクション作家、春樹 & 水丸コンビが訪ねます。イラストとエッセイでつづる、楽しい〈工場〉訪問記。

思想として洋服をつくる人々 コム・デ・ギャルソン

1987年に出版(取材は1986年)された、カラーイラスト入り〈工場〉訪問記。
時代を感じるところもありますが、コムデギャルソンの縫製工場についてはあまり変わってないような気もします。


コム・デ・ギャルソン広報・武田さん
うちの服というのはナチュラルなんです。もっと大げさに気障に言っちゃうと、生き方がナチュラルであれば、自然に濃い化粧なんてしないだろうし、何か変に見栄をはった服装や家とは無縁だろうし、というのはありますよね、やはり。




吉本隆明 x 埴谷雄高 の コムデギャルソン論争 についても
コム・デ・ギャルソンの服についても、やはり同じように〈柔らかラディカリズム〉のフィールドの一員に加えて間違いないのではないかと僕は考える。そういう風に考えれば例のコム・デ・ギャルソンをめぐる吉本=埴谷論争にもそれなりの必然性が見えてくる。つまり反核とコム・デ・ギャルソンを同列に論じることは決して不自然な作業ではないということである。

江東区(某所)宮下さん(仮名)の工場で
宮下さんは楽しそうにコム・デのジャケットをつくっておられました。こういうのを見ていると、僕も「大事にジャケットを着よう」という気持ちになってくる。

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