INTERVIEW:6・1 THE MEN 川久保玲 山本耀司 デニス・ホッパー

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6・1 THE MEN インタビュー
Rei Kawakubo, Yohji Yamamoto, Dennis Hopper, Katsuyuki Yoshida


1991年6月1日、明治神宮プールで行われた、コムデギャルソンとヨージヤマモトのジョイントコレクション。

その直後と思われる、 川久保玲氏、山本耀司氏、デニス・ホッパー氏のインタビュー、そしてモデルとしてもランウェイを歩いた吉田克幸氏の「デニス・ホッパー:天才は天才を知る」。


6・1 THE MEN


DANSEN

今のメンズ・ファッション・マーケットの気分がこんな感じで良いのだろうか。いや、なんとかして沈んだ空気を変えなくては、という危機意識がありましたね。
殊更に「デザイン」ということをしたくないのです。いかに「デザイン」をしないか、といつも考えています。デザインするということは羞しいことなんです。むしろなにかを取り去ることによって服を創りたい。デザインなしのデザイン、それが私の目標です。
ファッションもまたシビアな数字を背景に成り立っていることは否定できない。けれども単に着るものを創ればいいというわけでもない。服を借りて、実は心の在り様を模索したい。そこのあたりでいつも悩まされてしまうのです。
まったく、僕にモデルをやれなんていう強者がいるとはね(笑)。実際、僕自身もオファーを受けた時、これまでのショーに出た連中の顔ぶれをきいてたまげたんだ。ジョン・マルコビッチにハリー=ディーン(・スタントン)。気難し屋で通っている連中だ。故ジャン=ミシェル・バスキアやジュリアン・シュナーベルがレイ(川久保玲)に協力したって事実にも感動した。
例えばこの服(写真参照)がそうだろう。もの凄く派手で、シャンゼリゼのヤクの売人にだってなれそうだ。「旦那、ハッシシはどう、上物があるぜ」(と実演)みたいな(笑)。しかし、エレガントに着こなすことも可能なんだ。自分がそう望めばね。つまり個ってもの、その自立性をとても大切にし、そしてまたそうすることで彼女自身が他に隷属しない自分を獲得しているのがレイの仕事なんじゃないかな。





Esquire

H様ありがとうございます!


6・1 THE MEN(動画)

6・1 THE MEN COMME des GARCONS & Yohji Yamamoto


デザイナー:川久保玲(Rei Kawakubo)

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